小売業を志望する人たちへ

小売業を志望する人たちへ

就職活動の中で妥協して小売を選ぶ人もいます。

 

しかし、なんの目的も無く、「バイト経験もあるし、自分でもできそう」と思って小売業界を志望するのはやめたほうがいい。

 

まず、小売業は誰でも出来る仕事ではない。これは、業界平均よりも高い離職率を見るとわかると思います。

 

確かに作業自体はタブレット端末やレジの高性能化等で難しいものではなく、負担も軽減するようになってきています。でもそれは、満足な人員が存在する場合に限られます。

 

小売業自体が、比較的他業種からでも参入しやすいことやネットショッピングの普及によって、過当競争に陥っています。

 

コストを商品価格に天与する事ができなくなると人件費を削り始めます。人件費を削るとギリギリの人数で、様々な作業をこなさなければならず、社員への負担が大きくなってきます。

 

しかも、小売業はほぼ年中無休なので、パートの都合で休みたくても休めないことや、酷いときは自分が休みの日に出勤せざる負えない状況も出てきます、社員の負担が大きいと言わざる負えません。

 

そこで歯を食いしばって頑張ったとしても、ネットショッピングの普及で、小売業自体が将来性の怪しい業態になってきています。

 

あなたは実店舗でどれだけ買い物しますか?お年寄りよりも買い物しないでしょう。これから人口も減少していき、薄利多売で焼畑農業のような店舗展開も難しくなってきます。

 

会社の将来性もあまり良くはありませんが、働いてる人の将来性もあまり良くはありません。年収も業界平均よりも低く、休日数も少ない傾向にあるため、待遇はあまり良くありません。

 

そして頑張っても店長止まりの人が多く、現場から離れられず、歳を重ねて体力が無くなってくると続けることが辛くなってきます。

 

かと言って、転職を考えた時に小売業ではスキルが身につかないと言われます。スキルが身につかない訳ではありませんが、他の業界では活かしづらく、工夫が必要になってきます。

 

ここまで読まれた方は小売業が誰でもできる仕事では無いとわかってもらえたと思います。

 

それではまた